速報 : 育児セラピスト全国大会 in 2011 【2日目 シンポジウム】

2011年12月17日(土)・18日(日)、淑徳短期大学にて、育児セラピスト全国大会が終了いたしました。
    
詳細は後日、改めて報告書、ホームページなどを通して、お伝えしていきたいと思っておりますが、ひとまず、簡単ではありますが、ご報告もかねて、当日の模様をご紹介させていただきます。

2日目のシンポジウムでは、「親子をつなぐ・地域をつなぐ・支援をつなぐ アタッチメントのチカラ」 をテーマに、パネルディスカッション・交流会・優秀実践者の発表を行いました。

告知の際にもお伝えしたのですが、この2日目のシンポジウムは、「1つの講座を受けている」ような形になっており、参加者がそれぞれの立場から、学びを得て、持ち帰っていただけるようなイメージで構成しました。
【 1 】 パネルディスカッション
最初にパネルディスカッションを行いました。
「母親の育児不安」や「虐待」「DV」という、今、この時代だからこそ、注目すべき育児の問題について、様々な専門家の方から、お話を聞きました。
 
「保健同人社」の吉田行雄社長と、主婦の友社 「プレモ・ベビモ」編集長の金塚方也様からは、現代の子育て中のお母さんたちから、実際に寄せられた悩みを紹介していただいたり、インターネットなど、情報のあふれている昨今、お母さんたちが、その中から、正しい情報を、取捨選択する知識を持つことの必要性などを語っていただきました。
 

淑徳短期大学 准教授 細井香先生と、武生看護専門学校 専任教員の坂本恭子先生は、これから保育師・看護師と、育児に携わる仕事をする人たちを教育する立場から、ご意見を頂きました。
また、細井先生は「夫からDVを受けている母親の子ども」のケアについても、今後は子育て支援に関わる上ではチカラを入れていく必要があると、語りました。

 

宮崎県のひろせ幼稚園の園長・野崎彰子先生と、乳児院 白百合ベビーホーム施設長・島田恭子先生からは、最近増えつつある、母から子どもへの虐待の現状について、実際の現場での体験を通して、お話をしていただきました。

【 2 】 交流会
お昼は交流会をかねて、立食形式でランチを頂きました。
100人以上のABMベビーマッサージインストラクター・育児セラピストと、育児に携わる様々な職種の方が集まり、繋がりあうことで、実際に、個々がどのような活動をしているのか、資格を活かしているのかを、知る機会にもなりました。
さらに、食事は、前日のスキルアップ講座にちなんで、「食べることを楽しめる」お食事をテーマに、葉山発・自然の色を食べるおやつ&デリ3p.m.(さんじ)さんにお食事を依頼しました。食事を頂く前に、食事を考案いただいた3p.m(さんじ)の横田さんにメニューの説明を頂きました。
彩り豊かで、種類も沢山ある食事で、会話も弾み、受講生同士のつながりもよりいっそう深まりました。
交流会の最後には、昨日のアタッチメント食育インストラクター養成講座で食育の講師であり、食ライフデザインの柏原先生から、「美と食事」についてのお話をしていただきました。
女性の参加者が多かったこともあり、 皆さん、興味津々で先生のお話に聞き入っていました。
【 3 】 優秀実践者発表
午後からは、当協会の講座を受講し、「ABMベビーマッサージインストラクター」・「育児セラピスト」としての知識とスキルを持った方達が、どのような思いで、どのような活動をしているのかを共有し、今後の活動に活かしていただくため、優秀実践者の発表を行いました。
   
         
   
保育部門・看護部門・ABMベビーマッサージ部門・AKMキッズマッサージAGMアタッチメントジム部門・特別部門という部門別に、受講をすることになったきっかけや、工夫している点などを発表をしていただきました。
皆さん、それぞれが育児に関わる仕事に誇りを持っておられたり、悩みや苦難を乗り越えられ、その想いを、これからより多くの育児支援者、お母さん方に伝えていきたいという熱い気持ちで活動しておられ、客席や、スタッフも感銘を受け、思わず涙ぐむ場面もありました。
その後、淑徳短期大学の保育師養成課程において、ABMベビーマッサージインストラクターと育児セラピストの資格を取得した、『育児学』の第一期生OGによる、卒業後の活動報告会を行っていただきました。若々しいスピーチで会場が和やかなムードに包まれました。
【 4 】 振り返りのワーク
 
最後に、客席を六人ずつのグループに分けて、本日の振り返りのワークを行いました。
パネルディスカッション・交流会・優秀実践者発表と、一日を通して、 学んだもの・持ち帰りたいものなどを話し合いました。

グループを代表して、一人に、今日のシンポジウムを通して、自分の立場から「気づき」、得ることが出来たこと、自分がそれを活かすために行いたいこと、また、いつからそれを開始するのか、具体的な日にちなどを発表しました
日にちをあげたことで、個々の中にも、大きな実践への小さなはじめの一歩として何をすればいいのかという、現実味が増したようでした。

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