泣いてもかましまへん!

2歳になった息子は電車をはじめ乗り物大好き!

よく電車やバスを見に駅に出かけたり、
消防車や救急車を見に近所の消防署の前を通りがかったりしています。
なんで男の子って乗り物好きの子が多いんでしょうね笑

駅で最近しばしば見かけるようになったのがこんな施設です。

無料で使える簡易の授乳室!
ゆったり座れる椅子が設置された小さなスペースは鍵をかけることができて、授乳はもちろん おむつ替えや離乳食をあげたりすることができます。
ママだけでなく、パパも使うことができるということで、実際自分が使ったことはないですが、見つけるたびに「これ、いいなぁ」と思っていました。
小さな子どもとのお出かけで大事なのが、授乳スペースやおむつ替えスペースがあるかどうかという問題だったりしますね。遠出をするときは事前にリサーチをしておくこともしょっちゅうです。こうした施設があちこちにあると、ちょっとしたお出かけも安心ですよね。

さらに近づいてみると…こんなものを見つけました!

なにこれ。
WE ラブ 赤ちゃんプロジェクトステッカー?

調べてみると、これもまた素敵な取り組みでした。
公共の場で泣き始めた赤ちゃんを、懸命に泣き止ませようと焦るママの姿をきっかけに始まった取り組みで、周囲が「焦らなくても大丈夫」「泣いても気にしませんよ」という受容の気持ちをステッカー等で見える化することでママ・パパを優しく見守り、子育てにあたたかな風土をつくろうというものだそう。
このプロジェクト自体は2016年からスタートしたものですが、2021年6月に発足した「京都府子育て環境日本一推進会議」が、子育て世代を応援するため、「WEラブ赤ちゃんプロジェクト」に賛同。京都府限定の「泣いてもかましまへん!」ステッカーを作成し、現在鉄道の駅や公共施設などで配布をしているところだということです。
ちなみに「かましまへん」というのは、京ことばで「構いません(=気にしません、大丈夫です)」を意味します。経済界・各種団体・行政等が共同でこのプロジェクトに賛同するのは京都府が全国で初めてとのことで、自分が育ち、そして息子と暮らす京都の前向きな取り組みを応援したい気持ちです。

静かなパブリックスペースで、赤ちゃんが大声で泣いてしまって焦ってしまう光景って、あるあるですよね。私はどちらかというと自分の子が泣いていても「仕方ないやろ、赤ちゃんが泣くのは自然なことやし」と開き直れるタイプなのですが笑、それが気になってしまったり、後ろめたくなってしまったりして、気ままに外出を楽しめないママやパパもいます。電車内で、申し訳なさそうにきょろきょろしているママに、(気にしなくていいよ……!)と心の中でつぶやくことはこれまでにも何度かあったのですが、その気持ちをこういう形で表現できるのは、嬉しいなと思います。

スマホを触っているときに、目に見えるようにケースの裏に貼ってみました。
もちろん、こんなステッカーが必要ないくらい、ママやパパが申し訳ないと思うようなことがないくらい、寛容な社会が実現するのが何よりのことではありますが、子育ての当事者たちを見守る、周りの人たちが発信できるあたたかいメッセージの輪が広がっていくといいなぁと思う出来事でした。

投稿者プロフィール

まえっち
まえっち
2020年1月に長男誕生。1児の父。
仕事はテレビやラジオのお天気キャスター(気象予報士)。好きな食べ物はお餅。
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投稿者: まえっち

2020年1月に長男誕生。1児の父。 仕事はテレビやラジオのお天気キャスター(気象予報士)。好きな食べ物はお餅。

「泣いてもかましまへん!」への2件のフィードバック

  1. まえっちさーーーん!!!
    「泣いてもかましまへん」
    素敵ですねーーー!!!
    いつも誰かが電車などで泣いてたり声出たりしてても、心の中で応援してました!!!
    お手伝いできることがあればしますし、人よりは声かける方やと思いますが、相手にとっては中々に気を遣われるかもしれないので躊躇します!!!笑。
    こういう取り組みがもっと増えると良いですねーーー!!!
    まえっちさんが紹介してくれることで、また世に広まるんやと思います!!!
    マイナスなことってすぐに広がりますが、プラスなことって中々広まることが難しいですから。。。
    世の中もコロナのことよりこういうのをもっと広めたら良いのになって思います!!!笑。
    まずは自分達からプラスに注目する姿勢を大事にしていきたいですね(o^^o)

    まえっちさん!今回も素敵なブログありがとうございましたーーー!!!

    また次も楽しみにしていまーーーす!!!

  2. まえっちさん

    今回も学び多き記事で有り難いです!!
    いつも子育てアンテナを張ってるからこその気づきですね!!

    「泣いてもかましまへん」
    ほんとにおっしゃる通り、みんながこう思えてたらこのステッカーは存在しないわけで…

    このステッカーのようなメンタリティを獲得するには共感と理解!
    子どもが泣いちゃってる時のパパさんママさんにどこまで共感できるか、子どもは泣くものだとどれだけ理解できるか。
    そんな共感と理解のきっかけになるステッカーだと思います!!

    そういう意味では、このステッカーは赤ちゃん連れのパパさんママさんに大丈夫だよ!というメッセージを送るだけでなく、

    むしろそれ以外の人たちに「赤ちゃんが泣いてもみんなで見守ろうね!」っていう啓発の意味を含んでて尚更付けたいなと思いました!!笑

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