グリーンベビー:アタッチメント育児とナチュラル育児

グリーンは緑色のことですが、ここでいうグリーンベビーというのはエコロジーを意識した意味でのグリーン。英語ではあまりエコロジーという言葉は使わず、グリーン、ナチュラル、オーガニック(有機的、有機栽培のもの)という言葉のほうが幅広い意味をさすので、一般的によく使われています。 アメリカはかつてないほどグリーンブーム。中でも赤ちゃんをターゲットとした商品に関しては、日本以上にグリーンを意識したものばかり。 まずは、出産形態も帝王切開や促進剤を使った出産が増える一方で、自然分娩が見直され、助産師さんに助けてもらっての自宅出産や、病院でもウォーターバース(ぬるま湯のお風呂)などが浸透していて、出産後もすぐに母乳をあげてお母さんと同室ということろが増えています。 母乳育児を薦めるかたわら、実際には人工乳(粉ミルク)がまだまだ幅を利かせているアメリカでは、その人工乳でさえもオーガニック。大手メーカーでさえも、オーガニックブランドを売り出すほど。 人工乳の次は、オーガニック離乳食!日本と違い、小さな瓶に詰められた有機栽培の野菜ピューレがたくさん売られています。これは、その辺のスーパーでも買えます。最近では、さらに新鮮さを売り物にした、高速冷凍のオーガニック野菜、果物のベビーフードが発売されています。 アメリカではジャンクフードといって、油分、砂糖、塩、などを大量に使った体に悪い食べ物ばかりを食べる国のように思われているかもしれませんが、実際にはお菓子にしても、食品にしても、ますます安全なものがブームです。 口に入れるものは、一番健康に関係してくるので最も消費者が手を伸ばす商品ですが、オーガニックコットンの洋服はもちろん、ベッドシーツやブランケット、シャンプーなどのパーソナルケア商品もナチュラルなものがとてもポピュラーです。これらは、皮膚に接触するので食品ほどではありませんが、やはり安全なものが見直されています。 そう、いま特に言われているのがプラスティックのボトル。哺乳瓶もプラスティックが一般的で、これらには*有害物質が含まれているため、ガラスのボトルに・・・というお母さんが出てきました。(*塩化ビニールの哺乳瓶のことを指しています。) エコを意識した育児は、アタッチメント育児とつながっていると思います。本当によいものを子供に与えるということだけでなく、子供の育て方自体も母乳育児、添い寝、抱っこ(ベビースリング)をはじめ、赤ちゃんの欲求に応えてあげることで、より密着した、絆のある家族が増えていくことと思います。 グリーンベビーは、環境や本人によいだけでなく、社会へも大きな力を発揮してくれることでしょう。出産を機に子供を通して、一家でグリーンなライフスタイルを作ってみませんか?

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