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46歳からの短大進学、50代で取得した修士号感じた「学び続けること」の大切さ

東京都にお住いで、現在は保育所に勤務されている中山恵さん。
46歳のときに通信教育の短期大学こども学科に入学したのち、東京福祉大学で学び続けられ、2019年に保育児童学学士を取得。さらに、2021年に53歳で児童学修士を取得されました。

40代からの学びを経て、現在、保育の仕事のなかでその学びがどのように活かされているか、また、修士号を取得されるにいたった経緯を中山さんに伺いましたので、ご紹介します。


学びのはじまりとなったアタッチメント・ベビーマッサージ

中山さんには、2013年に「アタッチメント・ベビーマッサージインストラクター養成講座」をご受講いただきました。

当時、中山さんは、ご自身が立ち上げに携わった保育サービスを行う法人にて、「子育て支援」と「民間学童」を行う施設の施設長をなさっていました。

受講のきっかけは、その施設でベビーマッサージを教えられる人間がおらず、「それならば、私がインストラクターの資格を取得すればよいのではないか」と思われていたこと。

そのタイミングで、友人の保育士の方が、ちょうど当協会の同資格を取得されたといい「あなたも取得しておいで」と背中を押してくれたといいます。

「愛着」について学びたい

さらに、当時から虐待が大きな社会問題となっており、中山さんは「愛着」について学びたいとも考えていました。

そのため、「いくつもの愛着方法があるなか、保育士の友人が取得してきた貴法人では、どのような愛着方法を受講生に教授しているのかを知りたい」と受講を決められたそうです。

そして、「アタッチメント・ベビーマッサージインストラクターを取得後、学ぶことが楽しくなった」といい、そのとき抱いた学びへの思いが40代にして短大進学へとつながっていきました。

46歳で短期大学通信教育こども学科へ入学

「それまでは、高校卒業という最終学歴です。学びを継続したことで、私自身の考えが大きく変わりました。」と話す中山さんは、46歳で短期大学通信教育部こども学科へと入学された経歴をお持ちです。

それまでは、保育サービスを行う法人にお勤めでしたが、よりよい保育のあり方をより専門的に学ぶため進学を決められました。

大学、大学院では「子どもへの言葉かけにみる保育の専門性について」をテーマに研究

さらに、中山さんの好奇心は止まりませんでした。東京福祉大学・社会福祉学部保育児童学科へとすすまれ、51歳のときに保育児童学学士の取得を目指されました。さらに、同大学院にすすまれ、53歳で児童学修士まで取得されました。

卒業論文のテーマは、「子どもへの言葉かけにみる保育の専門性についてー保育者自身の捉えを資料としてー」。
保育の専門性について、「言葉かけ」に焦点をあて、実際に保育士の方々に調査を実施し、調査結果を論文としてまとめられました。

修士課程を経て、より多くの知識を得ることができた

現在、保育所に勤務されている中山さんですが、修士課程までの学びを振り返り、「私にとっては、大学院にいくかいかないかで大きな違いがありました。」といい、より多くの現場で活かせる知識を得ることができたと感じられているそうです。

中山さんは「保育には、養護と教育、子育て支援が必要です。愛着も養護の一つです。どのようなアタッチメントがこの子には必要であるか、また、別の子には違う手だてが必要」と考えます。この考えのもと大学の学士過程では、様々な手だてがあることやアタッチメントの必要性を学んだそうです。

さらに大学院の修士課程では、「愛着」に関する研究論文を読み解き、「何故それが必要であったのか、どのような社会であったのか、日本では何が不足しているのか、いま、私たちは何をしなければならないのか」を具体的に学ぶことができたといいます。

多くの知識を獲得したことで、目指したい保育ができている

そして、その学びはいま、実際の保育の場にいる中山さんにとって大きな力になっています。

例えば、保育所に毎日子どもたちが登園してきて、お子さんをお預かりする際、あるいは保護者と簡単なあいさつを交わす際、中山さんはその一瞬からも読み取れることがたくさんあるといいます。

「子どもの様子や健康状態を診る、保護者の朝の様相を見て、保護者自身が子育てに苦慮していないか見極める等、そのなかで保育者がやるべきことが多くある」といいます。

このようにあいさつひとつを通して、色々な情報を得ることで、園児や保護者の状態を見極めることができ、より安心安全な保育ができていると感じられているそうです。

人は生まれてから愛着に出会い、つながり支えられている

短大、大学、大学院での学びを経て、中山さんはいま「『保育』『子育て支援』『地域』、人は生まれてから愛着に出会い、つながり支えられている」そう考えるようになったといいます。

「いま、私にできることは、保育所で子どもたちに愛着の温かさを知ってもらうこと。保護者にも愛着が安心する安全基地であることを理解してもらえるよう接していきたい」との思いをお持ちです。

保育者を目指す人たちに学びを伝える仕事に就きたい

そして、中山さんはご自身の経験から「多くの人に『学び』の大切さを知ってほしい」と、今後は、保育者を目指す人たちに学びを伝える仕事に就きたいと考えられているそうです。

中山恵さん(東京都)

≪活かしている資格≫
アタッチメント・ベビーマッサージインストラクター
育児セラピスト前期課程(2級)

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