園の子育て支援センターで10年続く人気のベビーマッサージ教室に
長崎県島原市内の保育園に勤務する林田久子さんは、園内に併設された子育て支援センターでベビーマッサージ教室をお一人でご担当され、今年で10年目を迎えられます。
林田さんからこれまでの活動についてご報告をいただきましたので、ご紹介します。
資格を取ってすぐにベビマ教室をスタート
もともとベビーマッサージの資格を取ろうと思ったのは、自分に子どもがいなかったこともあり、赤ちゃんに触れたいという思いからでした。
資格を取りたいと思っていることを園長に相談すると、ぜひ園の子育て支援センターでベビーマッサージ教室を開いてほしいと背中を押してもらいました。
そして、資格取得後すぐにベビーマッサージ教室を始めました。始めた当初は、間違えてはいけないとテキストを見ながら進めていましたが、気づけば今年で10年目を迎えます。
いまでは子育て支援センターの人気教室に
園内に併設された子育て支援センターで毎週火曜日に午前10時から1時間ほど、ベビーマッサージ教室を開いています。
いままでで最大21組がご参加された回もありましたが、だいたい平均すると毎回7組前後のご参加をいただいています。どちらかというとリピーターの方が多いかなと思います。
ベビーマッサージの内容は1回では全てを伝えきれないので、そのときどきに合った内容を考えながらお伝えするように工夫しています。
ベビーマッサージの後は、そのままセンター内で希望者には給食が出るので、食べながら子育ての話を和気あいあいとしたり、食後もおしゃべりをしたり、絵本を読んだりとそれぞれ自由に過ごしていただいています。
七夕などの季節行事のあるときは、そういった工作を一緒に作ったりすることもあります。
ベビマ体験を嬉しそうに語ってくれるお母さんたち
ベビーマッサージをすると、慣れないうちは泣いてしまうお子さんもいらっしゃいますが、子どもたちは気持ちよくご機嫌になるので、それを見てお母さんたちも癒される、そんな姿をこれまでにたくさん見てきました。
お母さんたちからは、「お家でもベビーマッサージをやってみました!」と嬉しいご報告をいただきます。
「お風呂上りにやると喜びますよ」とお伝えしたところ、「じっとして気持ちよさそうにしていました!」とお母さんたちが本当に嬉しそうに教えてくれます。
ベビマ教室が入園につながる
ご参加いただく方は、この地域にお住いの方がほとんどです。この辺りは転勤族の方が多いので、お母さんたちの集いの場にもなっているように感じます。
ベビーマッサージ教室で、特に園の紹介をすることはないのですが、毎年教室にご参加されている何名かは入園につながるので、園のことを知っていただくきっかけとしても機能しているのかなと思っています。
お母さんたちの困った!に寄り添える場所でありたい
他の園に行かれた方でも、「子どもが便秘なんです。先生!!マッサージしてください!」といらっしゃって、私がお腹をマッサージしてあげると、後から「便秘が治りました!」と喜んでご報告くださることがあります。
こうしたケースは多くあり、お母さんたちの相談の場として、何か子育ての困りごとがあったときに思い浮かべていただける場所になれているのかなと嬉しく思っています。
これからもベビーマッサージ教室を通じてお母さんとお子さんたちに寄り添っていきたいです。
林田さん、ご報告ありがとうございました。
林田久子さん(長崎県)
保育士
アタッチメント・ベビーマッサージインストラクター
育児セラピスト前期課程(2級)
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