受講予定、受講を検討いただいているみなさまへ
2020年5月7日
新型コロナウィルスは、わたしたちの想像の上を、はるかに超えてきました。そして、政府による緊急事態宣言は、5月31日まで延長されることが、5月6日に発表されました。状況を検討しつつ、見直しを行うとのことですが、客観的に状況を見て、都市部でこのまま収束に向かうとは思えません。その後、緊急事態宣言が明けたとしても、外出自粛、人との接触の自粛はしばらく続くと思われます。
このような状況下では、先の見通しは立てようがありません。かなり先の講座であったとしても、中止になることもあり得ます。事実、3月、4月は、多くの方に講座の移動をお願いしましたが、数カ月先に移動した講座さえも、中止あるいは開催が危ぶまれている状態です。もはや、これまでと同じような見通しが許される状況ではありません。もっとも避けなければならないのは、スケジュールの都合をつけていただいて、参加を予定いただいていた講座が、直前に開催できなくなることだと考えております。
そこで、5月に引き続き、6月につきましても、すべての現地での対面講座の開催を中止、オンライン講座のみの実施とさせていただきます。
私どもとしては、みなさまに、ご迷惑をお掛けすることが、もっとも少ないのが、オンライン講座であると考えております。そのため通常講座の開催とは別に、オンライン講座の開催を7月まで確定いたしました。こちらは、新型コロナウィルスの動向に関係なく、開催いたします。
同時に、7月以降の現地開催の講座について、現状では予定通り受付いたしておりますが、状況を見て必要な場合は、できるだけ早い段階で判断、決定し、募集を中止させていただく所存です。
幸いにも、オンライン講座は、好意的に受け入れられています。コロナ禍だけでなく、開催地の遠い方たちにとっても、受講機会を増やすことにつながっているのは確かなようです。
ベビーマッサージ、育児セラピスト1級、アタッチメント食育をオンライン講座で行ってみて、一番の手ごたえは、「対面の講座とまったく変わらない」という受講生の声です。これは、登壇した私自身の感想でもあります。ペアワークやグループワークは、対面の講座と変わりませんし、人と人とのつながりや、少しずつ仲良くなっていくのも同じです。講師への質問に関しては、より活発なくらいです。
これは、講師も、受講生もライブであること、生の授業による「学び、体験、人とのつながり」が前提です。その限りにおいては、オンライン講座は、コロナ終息後も、一つの選択肢として続けていくに値するものだと考えています。
オンライン講座は、コロナ禍の現状における最適解であることは、間違いありません。いちど選択肢のひとつとして、ご検討ください。このような先の読めない中だからこそ、「学び」は重要です。「コロナ後」に備えて、いま研鑽を深めてまいりましょう。
一般社団法人日本アタッチメント育児協会
理事長 廣島 大三
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