スタッフの呟き【その19】

スタッフの梅原です。

我が家では、毎晩、寝る前に息子たち(5歳と2歳)に絵本の読み聞かせをしています。

何を読むかは、それぞれ決めて、1冊ずつ布団へ持って来るのですが、ある晩、5歳の息子が選んだのは、イギリスの民話の「3匹のこぶた」でした。

いつものように、本を読み、ふと息子を見ると、息子は悲しい顔で目にたくさんの涙を溜めていました。

息子にその理由を聞いてみると・・・

「3匹の子ぶた」といっても本によって、ストーリーは違ってくるかと思いますが、その時読んだ本では、2匹のお兄さんぶたは、オオカミに食べられてしまいます。

その後、弟ぶたを食べようとオオカミが弟ぶたの作ったレンガの家の煙突から家の中に入るのですが、最後は、お湯が沸いている鍋に入って、死んでしまうというストーリーです。

問題は、2匹のお兄さんぶたが、オオカミに食べられたまま、鍋に落ちたという点でした。

息子の中では、自分が知っている「オオカミと七匹のこやぎ」や「赤ずきんちゃん」では、オオカミに食べられた、こやぎや赤ずきんちゃん達は、最後には、無事に助けてもらえるのに、今回の「3匹のこぶた」では、オオカミに食べられたお兄さんぶたまで死んでしまったのだろうと思ったようです。

息子は、「弟ぶたさんが悪い!」と泣いていました。

私は、息子の話を聞いて、どんな言葉をかけたら良いのか考えましたが、あまりいい言葉が浮かばず、息子の意見を尊重して「弟ぶたさん、悪いね」と答えましたが、これが正解だったかは分かりません。

でも、本を読み、何を感じたかを息子と話すことは、とても貴重な時間だと思っています。

皆さんだったら、どんな言葉をかけてあげますか?

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