看護師が届ける、新しい育児支援 〜性教育とアタッチメントの深いつながり〜
乳幼児期からの性教育を広めるために
私は現在、滋賀県内で性教育を伝える講師として活動しています。特に乳幼児期からの性教育の普及に力を入れており、子育て支援センターや保育園、幼稚園、フリースクール、放課後等デイサービスなどで、子どもや保護者、職員向けの研修を行っています。
以前活動報告をしてから、その後の半年間で30箇所以上の講演に登壇することができました。また、ベビーマッサージの資格を活かし、ベビーマッサージと性教育を組み合わせたイベントも開催しました。やればやるほど、アタッチメントと性教育は密接に関連していると実感しています。
こうした活動が評価され、市の広報でも取り上げていただきました。また、社会で活躍する女性を発掘するコンテスト「Beauty Japan」の近江大会にてファイナリストに選出され、大会特別賞およびIndependence部門グランプリを獲得しました。さらに、日本大会へ進み、準グランプリという結果を得ることができました。
孤独な育児から見つけた、私にしかできない支援の形
私がこの活動を始めたきっかけは、我が子にベビーマッサージをしてあげたいという思いからでした。しかし、結婚を機に家族や友人と離れたことで孤独を感じ、孤育てに陥ってしまいました。その結果、育児ノイローゼを経験し、支援センターに行っても馴染めず、同じような境遇のお母さんたちの居場所を作りたいという思いが生まれました。
しかし、すでに地域ではベビーマッサージ教室が数多く開催されており、私にしかできないことは何かと模索した結果、我が子にベビーマッサージをしながら学び始めていた性教育を軸にした活動を展開することにしました。「身近なところから性教育を普及させたい」という思いが、今の活動につながっています。
看護師×ベビーマッサージ×性教育で広がる未来
講座で得たアタッチメントや発達心理学の知識、心理カウンセラーとしての対話技術は、活動の中で大いに活かされています。お母さんたちとの関わりの中で、より深い対話をすることができ、安心して話せる場を提供することができるようになりました。
私の活動の最大の魅力は、看護師としての専門性と経験を活かしながら、単なるベビーマッサージではなく、「触れることの特別性」を伝えられる点です。元NICU/GCU/小児科外来/保育園看護師としての経験を活かし、アタッチメントの形成や性教育の観点から、心地よいタッチの重要性を伝えています。
今後も、乳幼児期からの性教育の大切さを広めるために、さまざまな形で活動を続けていきたいと考えています。
最近のコメント