ベビーマッサージを研究に活用し、その結果が学術誌にて発表されるとのご報告をいただきました。

岡山大学大学院保健学研究科 看護学分野准教授 高畑陽子さん

ベビーマッサージを研究に活用し、その結果が学術誌にて発表されるとのご報告をいただきました。

雑誌名:Journal of International Nursing Research

タイトル:Relationship between oil massage of infants and maternal stress using physical and online modes(in Press)

著書:Yoko Takahata, Mio Hirai

論文は英文のため、概要を教えていただきました。

概要:対面およびオンラインでのベビーマッサージが母親のストレス軽減に影響するか、また子どもにも良好な影響があるかを検討する為に調査を実施した。調査内容は、対象母子を対象に、月に4回(1回/1週間)対面もしくはオンラインでベビーマッサージとその後に母親同士の交流会を行った。

なお、参加した母親には1か月間、自宅でもマッサージを続けてもらった。対象は24組の母子で14組は対面セッションに参加し、10組はオンラインセッションに参加した。結果は、オンラインセッションに参加した母親の方が、ストレスの軽減が大きかった。乳児を連れて公共交通機関で外出するのは労力がかかる為、オンラインの方がより気軽に参加でき、それが大幅なストレス軽減につながった可能性があるのではないかと推察した。また、子どもの排便回数は、対面、オンラインともに改善していた。

ベビーマッサージをオンラインで実施することの有用性を示唆した結果になったと考える。

岡山大学大学院保健学研究科 看護学分野准教授
高畑陽子さんy-takahata@okayama-u.ac.jp

※ベビーマッサージの有用性を学術的に明らかにしたい方、ご連絡お待ちしております


「オンラインの母親の方がストレスの軽減が大きかった」、との結果はとても興味深く、オンラインでのベビーマッサージ教室が十分に子育て支援の役割を担っていると、嬉しく報告を拝見しました。今後の研究も期待しています。

 
高畑陽子さん(岡山県) 岡山大学大学院保健学研究科 看護学分野准教授

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