東京家政大学にて、理事長の廣島が特別講義を行いました
11月8日の「家庭支援論」にて、「教育から見た子育て支援」をテーマに理事長の廣島が登壇いたしました。
東京家政大学は、令和5年の入学生より、育児セラピスト養成校となりました。
当協会の指定する科目を修得することで、卒業時に「アタッチメント・ベビーマッサージインストラクター資格」ならびに「育児セラピスト1級資格」の2つの資格を取得することができます。
そうした背景から、昨年に引き続き、廣島が特別講義を受け持つ運びとなりました。
今回の特別講義を受講した学生のみなさまから、大きな反響をいただきましたので、ほんの一部となりますが、寄せられたご感想を紹介いたします。
私は、これまでの保育の学びから、子どもとの関係形成や子どもの発達において、アタッチメントが大切であるということをある程度知っているつもりでしたが、今回の講義を通して、自分の認識以上に、アタッチメントが子どもとの関わりにおいて重要であるということを知ることができました。特に印象的であったのは、アタッチメントが子どもの自己肯定感を育むということです。私は、自己肯定感が高い方であると思うのですが、それは、私の周りの大人たちが私にたくさんの愛情を注いでくれたおかげなのかなと思い、嬉しく思いました。また、今回の講義を通して、ベビーマッサージについて、これから勉強してみたいという気持ちが、さらに強まりました。
資格を持っていることが大切なのではなく、その資格をどのように活用・武器にするのかが重要であると分かりました。子育ては1人ではできないということは、他の授業でも学んでいるため、保育者として資格をただ持っているのではなく、子育て支援として保護者に寄り添えるように知識を深めていきたいと思います。 またベビーマッサージを通じて赤ちゃんの接し方を知ることで、親の育児の自信につながると思います。ベビーマッサージや育児セラピストの活動から親同士の交流ができ、子育ての悩みを共有できたり、先輩ママパパからアドバイスを聞いたりもできると分かり、これからベビーマッサージや育児セラピストについて学びたいなと感じました。
「乳幼児期の親子関係を“ちゃんと” 育めば、 思春期の心の病は予防できる」という言葉が印象的でした。愛着関係の形成は、人格形成や、その後の社会性に及ぼす影響が大きいため、子どもの成長において最も支援すべき点の一つではないかと思います。愛着関係につながるアタッチメントを育むことが大切だということを知っている保護者は多いと思いますが、どのように子どもと触れ合うべきか、遊ぶべきか、は子どもが小さい方ほど持っている悩みではないでしょうか。 ベビーマッサージの資格を取れば、自らが子どもと関わる手段になるだけでなく、その知識を保護者に伝えられるようになるとわかりました。
社会の中に子育て支援の機能があったというお話が印象に残っています。かつては、大家族で過ごし頼りになる人が側にいた、支えてくれる人が多くいた、相談に乗ってくれる人、子育ての不安に寄り添ってくれる人がいたからこそ、母親が過ごしやすく育児に対する不安が少なく、子どもが伸び伸びと育っていくことにつながっていたのではと考えました。しかし、現代は、閉鎖された家庭の中で、母親が一人で育児をするという環境が非常に多くあると考えます。育児は難しい営みになったというお話からも、SNS などによるストレス、共働き世代と現代の育児の難しさを改めて感じました。 これから保育士として働くにあたり、そういった現実があること、親の教育、乳幼児期の子育ての大切さをさらに深く学んでいきたいと考えます。特に、選択肢の多い今、保育士も多様な機関との連携をしながら、皆で共に子どもを育てていくという意識、そして乳幼児期の子育ての鍵の一つであるアタッチメントを通し、子どもが子どもらしく伸び伸びと過ごせるようになっていけるような支援が行えるようになりたいと考えました。
知識なしに子育てが成立しないという話を聞き、現代の情報量や働き方、家族の形などを考えるととても共感、納得することができました。その知識を伝えるのが保育者であり、保育者は知識がない、少ないと言っている隙はないと思います。大学生のうちに知識を入れ、働くようになってから実践の中で知識を照らし合わせながら学びを確かなものに変えていきたいです。実践を通して知識を得るということもあるため実習も大切にしようと思いました。 今回の講義ではこんなにも多くのことを学ぶことができ、お話を聞くことができて良かったです。ベビーマッサージは、最強のアタッチメントの手段であるため、私も園で働くときや母親になった時に大いに役立てたいと思いました。私はベビーマッサージをやる立場になるのか伝える立場になるのか分かりませんが、ベビーマッサージは学びたいと強く思いました。
自分の将来を考える直すとてもいいきっかけになりました。 今は学生として保育を学んでいますが、色々な視点から考えることができ、講義中に何度も確かになぁと感じる瞬間がありました。 また、学生のうちにこのように外部の先生からのお話を聞けるのはなかなかないことなのでとてもいい経験になりました。 今回の講義で気づいたことや、新たに学んだことなどを踏まえて今後の学校生活や社会に出てからも生かしていきたいと感じました。
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