前回のブログは初回ということで、自己紹介も兼ねて、現在進行形の「双子育児のリアル」について書いてみました。いかがだったでしょうか?カオスな感じが伝わったかと思います笑
今回からは、少し時を巻き戻し、「妊娠~出産~生後すぐ」を時系列順に、振り返っていきたいと思います。3回くらいに分けて。
タイトルの通り、人生で最も驚いた日の出来事です。子どもたちが産まれた時?いえ、もっと前の話です。
「パパの皆さんは、奥さんの妊娠をどんな風に知りましたか?」
私は、妊娠したこと、そして双子を妊娠していることを同時に、奥さんからのサプライズで知るという、なかなか珍しい体験をしました笑
ある日、仕事から帰ってリビングで一息ついていると、奥さんに「ちょっと目をつぶってて」と言われ、導かれるまま寝室に。目を開けると、白い壁に金色に輝く「HELLO DAD」のバルーン。ベッドの上には、エコー写真と靴が並んでいて…
その時の驚きようと言ったら、妻に言わせれば「軽いパニック状態」。色んな感情が駆けめぐって軽く混乱。無論サプライズは大成功です。笑
間髪を入れず、奥さんが靴を指差し、
「これどういうことか分かる?」と。
そこで初めて靴が2組並んでいるのが見えて、(遅っ笑)「双子!?」と気づいた瞬間、驚きの針は人生最大に振り切れました。
でもそれだけじゃなかった。まさに、青天の霹靂。親になることはある程度予想していましたが、さらに「1%の確率」が自分たちに訪れるとは思っていなかった。
初めての子どもで、しかも双子!?
無事出産できるのか、育てられるのか、不安が一瞬で頭を駆け巡りました。
ちなみに、その時の様子はちゃっかり動画に撮られていて、今でも事あるごとに見せられます。
自分でも「人間は本当に驚くとこうなるのか!」というのがわかりすぎて、恥ずかしいったらありゃしない笑
いま思うと、100%の喜びを表現すればよかったなと思いますが、喜びと戸惑いが入り混じった、正直な感情でした。
でも、間違いなく、人生で一番、そして最高のサプライズでした。後にも先にも、あんなに驚いたことはありません。奥さんよ、サプライズしてくれてありがとう!!
そういえば、「逃げ恥」新春スペシャルで、「パパになる」時の男の戸惑いが上手に表現されていましたよね。
人生最大のサプライズの翌日から、私は時間をかけて、こう考えるようになりました。
「色々不安はある。
でも、奥さんのお腹に2つの命が宿っていること、
そして、自分が親になったということ。
これは紛れもない事実。
この事実を受け止めて、親として夫として、
できることを着実にやるしかない。」
と。
「時間をかけて」というのがミソです。翌日にきれいに整理できてたらカッコいいのでしょうが、そうはいかなかった。
喜びと不安に向き合い、知識を得たり、先輩パパママの話を聞いたりしながら、徐々に「親」になっていったなって思います。
後になって思うのは、人間に約9ヶ月の妊娠期間があるのは、男にとっては、時間をかけて覚悟を決めるためなんだろうと。そんなにかかるのかよ!?という声が聞こえてきそうですが、それでいいんだと思います。
それから出産までの約7ヶ月間、生活の変化、価値観の変化、夫婦の役割の変化が押し寄せます。時にぶつかりながら支え合いながら…
ちょうど、たくちゃんさんからおめでたいニュースがありましたね。おめでとうございます!!奥様との「二人」の時間、本当に楽しんでほしいなって思います。
育児がテーマのブログなのに、さかのぼりすぎじゃない?と思ったあなた!
あえて妊娠まで時を戻したのは、そこに、子どもができたことへのシンプルな驚きと喜びがあるからです。
子どもが成長するにつれて、悩みも増えていきます。発達や教育、仕事の両立、お金のことなどなど…
そして、いつの間にか日常が「普通」になっていきます。でも、あの時の気持ちを思い出すと「初心に戻る」ことができます。子どもがお腹の中で育って、産まれてくることがどれほど奇跡的なことか。
そうすると、日常が「特別」なものとして、少し違う風に立ち上がってきます。だから、あの小恥ずかしい動画をたまに見せられることも、意味があるんです笑
妊娠は、男が逆立ちしてもできない、代わることのできないものです。つわりで苦しむ奥さんを前にして男は無力です。じゃあ、男は何もしなくていいの?そんなことはなくて、できることは意外とたくさんあるんです❤️
次のブログでは「プレパパに贈る3冊」を紹介しながら、「プレパパができること」をテーマに書く予定です!お楽しみに!