第12回育児セラピスト全国大会in2021 オープニング

開会あいさつ

2021年・・・
今年の全国大会は、第1回から数えて12回目となります。わたしは、「12」という数字を、ものごとの周期の節目としています。つまり、この全国大会も1周して次のステージに入るということです。

図らずもこのタイミングで、『アタッチメント・アカデミア』をオープンして、今回のメイン会場として、みなさんにお披露目することができるのは、わたしとしては、本当に“神のめぐりあわせ”だと思っています。ここから、日本アタッチメント育児協会のあらたな物語を、みなさんといっしょに、つむいでいきたいと思っています。どうぞ、これからもおつき合いをよろしくお願いいたします。

では、ここに第12回全国大会を開催いたします。

アタッチメント・アカデミアお披露目

最初に、このアタッチメント・アカデミアのオンラインツアーをしていきましょう。エレベーターを降りると、こんなエントランスです。向かって左がメインの「アタッチメントルーム」。右側は講座やセミナーを行う「アカデミアルーム」です。

 

「アタッチメントルーム」は、当協会のコンセプトカラーであるグリーンとオレンジをあしらい、木目の床や柱で、杉材の天板の机、スイスのVITRA社のカラフルなイスを合わせて、明るくて楽しげなインテリアになっています。

「アカデミアルーム」は、対照的にシックな雰囲気です。グレーとブラックを基調にして、差し色に協会カラーを入れています。ブラックのイスは、ハーマンミラー社のエルゴノミックデザインのメッシュチェアで、長時間座っても疲れません。また、天吊りの大画面ディスプレイを完備し、ハイブリッド授業対応となっています。

もうひとつ、アタッチメント・アカデミアのかくれたよいところをご紹介します。アカデミアルームの窓から見える眺望です。新宿の高層ビル群が遠くにのぞめて、昼も夜も良い眺めです。ここはビルの7階で高層階ではないのですが、文京区春日という土地が高台にあり、眺望を妨げる建物がないのです。わたしは、この物件に出会って、この眺望を目にして心が決まったのを覚えています。

ここから学校をはじめます

このアタッチメント・アカデミアから、「大人の学校」をはじめます。社会人経験をしたからこそ生じる問題意識や知的好奇心、それを満たしたいと思う人たちが集まって、いつでも学びに来られる場所です。

子育ても保育も教育も、このままでいいとは思えない。
なにか子どもたちのためにできることがあるはず。
お母さんの喜ぶ顔で、また頑張ろうと思える。
何歳になっても「学びたい欲求」は変わらない。
「成長したい気持ち」はいつもある。

学んだら、一皮むけた自分が、現場にもどって実践する。いままで見えなかった世界が見えてくる。それでも、また困難や問題が降りかかるでしょう。
必要になったら、いつでも帰ってきてください。そして、充分だと思ったら、また現場にもどって実践してください。
心が折れそうになったら、ここに帰ってきてください。心が満タンになるまで、話をしてください。

ここは、入学も卒業もありません。

アタッチメントにおける、“安全な避難所”と“安心の基地”は、子どもが使用しなくなっても、ずっとそこにある。そのことが重要です。
アタッチメント・アカデミアは、そんな場所になることを目指します。

ここから、いろんなことを発信していこうと考えています。いろいろやってみようと思います。構想はかたまっています。ひとつひとつ階段をのぼるように、ゆっくりと進めていきます。亀の歩みかもしれません。わたしは、発達の階段を段とばしで進むことはしません。

みなさんも、ご自分のペースで、これからも、おつきあいください。

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