第4回 全国大会 開催レポート

この全国大会は2日間に渡って開催しています。1日目は「アタッチメント・ラーニング」と称して、次の年から新しくリリースする講座のお披露目を行い、新たな学びを提供しています。2日目は「アタッチメント・ラーニング」と称して、参加者同士の親睦を深めたり、活動をたたえ合ったりする場を提供しています。

2013年12月7日(土)、8日(日)に開催させていただいた第4回の様子をご紹介いたします。

1日目:アタッチメント・ラーニング

一般の方向けに「育児セラピスト2級講座」、当協会の受講生向けに「大人の発達心理学 ライフサイクル・ファシリテーター養成講座」、「ワンランク上のインストラクターになるための3つの実践ワークショップ」を行いました。

育児セラピスト2級講座

全国大会の資格講座では、今まで一般の方のご参加は受け付けておりませんでしたが、今回は育児セラピスト2級講座を開催したため、一般の方で当協会と接点を持ち、初めて全国大会に参加した方もいらっしゃいます。

参加者の声

今までの育児経験や子育てについての私なりの考えや想いがありましたが、自分の中だけの想いのため、もやもやしていました。今回の講習を受け、自分の想いに自信が持てました。子に関わり仕事をしたい気持ちは変わらないのですが、もっと知識を増やしたいと思いました。(40代 東京都)

コフートワークというものを初めて体験しましたが、初対面の方と親しく相手のことや自分のことを楽しく話し合うことができて本当に良かったと思います。何を話そうか・・・と心配したのですが、スムーズに話せたのでちょっとうれしかったです。(60代 新潟県)

大人の発達心理学 ライフサイクル・ファシリテーター養成講座

すでに当協会の講座を受講している方向けに、さらに深い学びを得られる講座として開催いたしました。参加者は認定講師や育児セラピスト1級資格取得者がほとんどで、深い内容の講座が繰り広げられました。

※この講座は「育児セラピスト シニアマスター講座」として、リリースいたしました。 詳しくはこちら>>

講座概要

これまで、「アタッチメント」と「育児」をテーマに、子どもの発達、成長について多く学んできた皆様に、この講座では、大人である私たち自身について学んでいただきました。

「大人」とか「親」と言われるようになると、つい「完成した自分」を演じようとしてしまいますが、われわれ大人も子どもと同じように発達し、成長している最中の「未完成な自分」です。

発達、成長をするのは、何も子どもだけではないのです。子どもに発達段階ごとの発達課題があるのと同じように、大人にも発達段階ごとの発達課題があるのをご存知でしょうか。そして、それは人生の終わりまで続くものです。それが「ライフサイクル理論」です。

これを提唱した発達心理学者エリク・エリクソンは、それぞれの発達課題を乗り越えることが、人生を幸せに生きるコツだ、と言いました。この究極のテーマ「人生を幸せに生きるコツ」を知ることは、自分自身だけでなく、みなさんと関わった親や子どもに対しても、よい指南の種となります。

例えば、親になる前にクリアしていなければいけない段階があります。それをクリアしないで親になってしまった親に親は務まりません。「親になれない親」の問題は、ここから来ています。そうした親に対して、責任をもてとか、子どもの面倒をちゃんとみろと言った「親としての正論」を強制しても解決にはなりません。そうしたケースでは、前の発達段階に戻って(どこまで前に戻る必要があるかはそれぞれです)クリアできていない発達課題に取り組むように導くのが根本解決につながります。

そうした人生の原理がわかっていれば、これまでの自分を振り返り、それを解釈したうえで、これからの自分を描くことができます。そうして、行動レベルではない根本的な課題とその先の方針に気付くことが出来ます。そして、今度は周りの人に対して、そうしたことを気付かせてあげられる存在にもなれます。

参加者の声

自分の人生など振り返ったことがあまりなかったので、よかったです。これからのことも考えられました。悩んでいる保護者がたくさんいるので、他の職員にも知らせて生かしていきたいと思います。 (40代 保育士)

仕事での保護者の背景の理解や、自分のことを振り返りたくて参加しました。夫婦関係を見直すきっかけにもなりました。先生の講座はとても楽しく、興味を持って受講できました。 (40代 保育士)

ワンランク上のインストラクターになるための 3つの実践ワークショップ

より多くの親子とつながり、より多くの満足を提供する教室運営を目指す、アタッチメント・ベビーマッサージ インストラクター向けに開催いたしました。

アタッチメント・ベビーマッサージ総復習 – 学んだスキルと知識を定着し、実践レベルに落とす –

インストラクター養成講座で習ったアタッチメント・ベビーマッサージの知識とスキルを総復習し、講座とは違う方向から学び直すことによって、より高次元に習得しました。また、マイアミ大学のタッチリサーチ研究所から提供されたベビーマッサージの最新情報も学びました。

対話読み聞かせ講座 – 白黒赤理論に基づく「知育」と「アタッチメント」の営み –

「0歳からの対話読みきかせ」のメソッドを、ベビーマッサージと併せて教室で展開するための講座です。ベビーマッサージが「心育の営み」なら、対話読み聞かせは「知育の営み」で、両方取り組んで、はじめてバランスの良い豊かな子育てが実現します。この講座では「白黒赤絵本」を使った「対話読み聞かせ」の学術背景や意義、そのやり方を教える方法について学びました。

実践!教室運営 – 教室や活動を軌道に乗せるノウハウ –

これから教室を始める人は、より早く軌道に乗せることが出来る、すでに教室を始めた人にとっては、より安定的に、より円滑に、より広く教室を成長させるための講座です。インストラクター養成講座では詳しく扱うことのなかった「マーケティング」を中心に、ベビーマッサージに限らず、教室運営のより実践的な内容を学びました。

参加者の声

実際、教室をやってみて、足りないと思うスキルや生徒さんへ伝えたいことが、たくさん学ぶことができました。ありがとうございました。(30代 ベビーマッサージインストラクター)

 

自分のやり方になっていたベビーマッサージや、対話読み聞かせの話など、すぐにまた役立てていけそうです。 (40代 保育士)

教室を実施していきたいと考えていましたが、自信がもてました。背中を押していただいたような感じです。頑張りたいと思います。 (50代 児童館の子育て支援担当)


2日目:アタッチメント・ミーティング

1日目には映画『うまれる』の上映会も行い、2日目にはその映画を企画し監督を務められた豪田トモさんのトークセッションや、各界でご活躍されている専門家を交えてのパネルディスカッション、交流を兼ねてのランチパーティーや、資格取得後の実践の様子についての発表会を行いました。

映画『うまれる』監督 豪田トモ氏 トークセッション

1日目の最後に上映会を行った、映画『うまれる』は妊娠・出産・育児、流産・死産、不妊、障がいなど「うまれる」ということを多角的に捉え、考える内容になっています。2日目には、この映画『うまれる』を企画し監督を務められた豪田トモさんのトークセッションを行いました。

『うまれる』という映画を製作したきっかけやエピソードを中心に語っていただきました。

この映画を撮ろうと思った動機は、彼が「自分の親子関係を何とかしたかった」からだと言います。自身の子ども時代の「親に愛された記憶がなかった」経験から、自分の生まれてきた意味を考え、向き合い、その中で映画「うまれる」を製作し、自分の親子関係にも新たな解釈を与えることができ、関係を修復できたそうです。

様々な家族と出会い、自身の子ども時代も振り返りながら作成された映画「うまれる」の奥深さを感じたトークセッションでした。

パネルディスカッション ~「良い親」って何?「悪い親」って何?~

企業、教育、映画、臨床等の各界で活躍する方々をパネリストに迎え、「良い親って何?悪い親って何?」というテーマのもと、「毒親」「モンスターペアレント」「幼児教育の是非」「親子の距離感」といった現代の育児に関わる問題についてパネルディスカッションを行いました。

ファシリテーター
パネリスト

毒親

毒親とは、スーザン・フォワードの著書「毒になる親 一生苦しむ子供」から生まれた言葉と言われ、最近では一般的な言葉のように使われています。毒親と一言で言っても様々な状況がありますが、ここでは子どもの社会適応や人格形成に障がいを与えるレベルと定義して、議論を進めました。

「毒親」と認識し、どうして毒親になったのかということに目を向け、親と子それぞれの事情を理解し歩み寄らせることが、解決の近道ではないかとの結論に達しました。

モンスターペアレント

保育士など、子どもに関わる仕事をしている方にとって、大きな悩みのひとつであるモンスターペアレント。 保護者はわが子を大切に想うあまりに、保育士への要望が過剰になってしまい、保育士から見るとモンスターペアレントのように映ってしまうことがあるようです。モンスターペアレントにさせないためには、保護者の気持ちを受け止めてあげるとよいようです。

幼児教育の是非

ここでの幼児教育とは、子供の成長に本質的に必要な幼児期の教育と定義して、是非を話し合いました。やはり幼児教育は必要なことで、何に取り組むかよりもどう取り組むかが幼児教育の良し悪しを決めるのではないだろうかという結論に達しました。日常の営みの中に幼児期に必要な幼児教育はたくさん存在しているので、大人は見守ったり、一緒に遊んであげることが良い幼児教育と言えるでしょう。

親子の距離感

「幼児教育の是非」でも親は「見守る」ことが大切だという意見がありましたが、どの程度の距離で見守るのが良いのか?ちょうどよい親子の距離感について話し合いました。

親子の距離感は子どもが成長するにつれ、物理的には離れて心理的なつながりに移行し、自立する年齢になる頃には心理的なつながりにも距離ができ、親を頼りにしなくなっていきます。年齢に応じた距離の取り方を守ることが、良い親子関係を作るのに必要不可欠ではないかとの結論に至りました。

ランチパーティー

講座を一緒に受講した同期と再会する方もいらっしゃったようで、同じ想いを持った同志で、楽しい時間を過ごしました。同じ地域の方を集めたグループだったので、みなさん意気投合して話が盛り上がっていました。いろんな職業や立場の方からいろんな意見交換ができてよかったとの声もいただき、また明日からの活動の活力にもしていただけたと思います。

優秀実践発表会・表彰式

当協会の認定インストラクター、育児セラピストの中から、各分野で象徴的な活動をされている方を優秀実践者として表彰し、その活動を発表していただきました。

アタッチメント教室部門
瀧川 亜希子さん(ABM97期)

兵庫県尼崎市内の病院で看護師をされながら、お休みの日にマンションの集会室等で開催している働くお母さんたちを対象とした教室「ベビーマッサージ教室 グランマーム」について発表していただきました。

瀧川さんは、現在、兵庫県尼崎市内の病院で看護師をされながら、お休みの日に、マンションの集会室等で、働くお母さんたちを対象とした教室「ベビーマッサージ教室 グランマーム」を開催されています。

働きながら育児をされた経験を踏まえ、主に働くお母さんたちを対象にアタッチメント・ベビーマッサージを伝えていらっしゃいます。時間が限られているお母さんたちのために、お母さんに時間を合わせた個人のレッスンや、短期間で習得できるプログラムなども組み、需要にあわせ、一人ひとりを大切にした教室をされています。

また、お母さんたちのストレス発散の機会となるよう、ティータイムも設けて、悩みなどを話せる場を提供されています。看護師という職業から、育児やお子さんの発達についての質問も多いそうです。看護師であり、更に働きながら育児をした経験を持つ彼女からは、持っている知識と経験を踏まえたアドバイスが得られるため、お母さんたちにとって、大変心強い存在なのではないでしょうか。

教室を開かれて3年目の彼女ですが、最初は誰も来ない日や、参加者が1人のときもあったそうです。しかし、1人でも多くの方にアタッチメントの大切さを伝え、喜んでもらいたいという思いで、1人であっても教室を開き、ベビーマッサージを伝え続けてこられました。その強い思いがあったからこそ、今まで3年間、続けてこられたのだと思います。

彼女の実践例は、教室をはじめたばかりの方や、これから教室をはじめる方にとって、大変心強いものでした。最初は誰も来ない日もあるかもしれない、それでも伝えたい思いを1人でも多くの方に伝えようと長い間教室を続けてこられている彼女の教室のように、温かい教室が増えれば嬉しいです。

保育・幼児教育部門
シャムレッフェル 公子さん (ABM123期)

埼玉県にある英語保育園「Twinkle Kids International Preschool」を経営されています。その園で取り組んでいる「アタッチメント・食育」について発表していただきました。

シャムレッフェルさんは、埼玉県にある英語保育園「Twinkle Kids International Preschool」を経営されています。彼女は毎日の食事の大切さや、安全・安心な食の情報などをもっと保育者に伝えるべきだと考え、園でアタッチメント・食育に取り組まれています。

園児の年齢は3~6歳で、食に対する好奇心を育む時期にあたります。それを踏まえ、彼女は、園でいろいろな食事のシーンを経験できる機会を設けられています。例えば月に1回、七夕などのような、日本の文化を感じながら食の楽しみや喜びを感じることが出来る「行事食」を実施されたり、食への感謝と収穫の喜びを知るために、子どもたちとミニトマトなどの野菜を園庭で栽培したり、更にお雛様やお茶会を通してマナーについても学ぶ機会も作られています。話を伝えることや見せることも大切ですが、何よりも体験することが一番大切だと考え、このように、家庭ではなかなか体験できないことを保育園で実施されています。

彼女の素晴らしいところは、このような体験を子どもにただやらせるだけではなく、「それを行うことがなぜ必要なのか?」という理論を、保育者やお母さんに伝えているところです。毎月行う行事食や、栽培した野菜を食べる際には、その意味や理論について、保育者やお母さんにしっかりと説明します。また、園のブログでも紹介したり、ホームページには保護者向けのページを設け、そこでも食について伝えています。

食について知識を持っているということは、子育てをする中でとても重要なことです。アタッチメント・食育インストラクターはまだまだ新しい資格ですが、子どもたちに楽しんでもらいつつ、子どもやお母さん、保育者にアタッチメントと食の大切さを伝える彼女のようなインストラクターが増えれば、とても嬉しく思います。

医療・看護部門
鎌村 邦子さん (ABM124期)

岐阜県飛騨市のご自宅で開業されている「かまむら母乳育児相談室」でのご活動や、子育て支援センター、社会福祉協議会等、地域と連携して開催されているベビーマッサージ教室について発表していただきました。

鎌村さんは、当協会で取得した資格と助産師をしていた経験を活かし、お住まいの岐阜県飛騨市で『かまむら母乳育児相談室』の経営と、市と連携したベビーマッサージ教室を開催し、地域の子育て中のお母さんたちを支えられています。

彼女は、型にとらわれることなく独自のやり方でベビーマッサージ教室を展開されています。例えば、赤ちゃんだけでなく、1歳から2歳半くらいの子どもも「アタッチメント」を育む大切な時期であると考え、お母さんにベビーマッサージを指導されています。2歳だからといってキッズマッサージに移行しなければいけないわけではありません。年齢にとらわれることなく、ベビーマッサージを2歳の子にもする、という柔軟な発想が彼女の素晴らしいところです。

また、集客方法も一味違い、教室の宣伝に「無線放送」を使用されています。無線放送は圏内にいれば耳に入ってきますので、かなり多くの人に認識して頂くことができるツールです。彼女の住む地域ならではのものではありますが、その地域性を活かしてご活動されています。

市で開催された教室の際は、ベビーマッサージの他に育児相談を受けています。お茶会をしながら全員で意見を共有し、意見交換されているそうです。助産師をされていた鎌村さんに相談できる場所や機会があることは、お母さんたちにとって大変心強いことです。彼女の教室に来ることでベビーマッサージが教えてもらえるだけでなく、悩みを聞いてもらうことができ、さらに鎌村さんから正しい育児知識を得られ、そして同じ悩みをもつお母さんたちと話す場も得ることができ、同じくらいの年齢の子どもをもつお母さんたちの繋がりも生まれます。このように、彼女の開催する教室は、地域の子育て支援のハブとして機能しています。

今後も、たくさんの親子が彼女を頼って集い、地域の子どもたちの未来をつくっていくのだろうと感じました。

子育て支援部門
小倉 輝久さん (ABM158期)

神奈川県川崎市の中央療育センターにて実施されている、発達に支援を必要とする子どもと親への子育て支援について発表していただきました。

小倉輝久さんは、男性で初の優秀実践者です。彼は、神奈川県川崎市の中央療育センターにて園長をされています。療育センターは、発達に支援を必要とする子どもたちや障がいをもつ子どもたちとその家族に、適切な治療や保育などの援助を行っている施設です。医師や看護師、臨床心理士などの様々な専門スタッフの方が勤務されており、診療や訓練もふくめて子どもの発達に関わる、あらゆる専門家の目線で子どもたちの成長を見つめてお母さんが子育てしてきた時間を尊重し肯定的に考え、不安な気持ちをしっかりと受け止めて話せる関係づくりを築かれています。

彼は、ベビーマッサージを療育センターに通う子どもたちのために取り入れられないかと考え、日本アタッチメント育児協会のABMアタッチメント・ベビーマッサージ インストラクター養成講座を受講されました。

障がいのある子どもは、五感で感じることがコミュニケーションの基礎です。お母さんの問いかけをどこかで感じ何かしらの反応をする、それにお母さんが気付く、それがコミュニケーションの基礎になります。ベビーマッサージによる体の接触を通しアタッチメントを育むことで、言葉ではないコミュニケーションをとることが出来、そこから集団行動や協調性に繋がり、相手のことが考えられるという気持ちが芽生えれば、それは大変素晴らしいことです。小倉さんのお話を聞き、ベビーマッサージにはまだまだ大きな可能性があるように感じました。現在、療育センターでのベビーマッサージの取り組みは準備段階とのことですが、どのように取り入れていかれるのか、とても興味深く、今後のご活躍を私どもも大変楽しみにしております。

昨年のワークからの実践発表

2012年に開催した全国大会では、グループワークで、「未来に向けて、みんなで出来る何か」を、各グループで企画をしました。その中であるグループが、そのときに生まれた企画を実現させようと活動をされています。

2年計画ということですので、この全国大会では、中間発表という形でグループのリーダーである鈴木悦子さんに発表して頂きました。

彼女のグループは、『各自の職業を活かして情報収集をし、ベビーマッサージを通して、低出生体重児をもつ両親のサポートをする』という活動を企画しました。低出生体重児と悩んでいるお母さんのためにベビーマッサージ教室を行うことで、低出生体重児の成長発達を促し、また、お母さんも楽しく育児が出来るようになることを目指しケアをしていきたいと考えたのです。

彼女たちは、まず集まる日程を決め、企画実行のためのアクションプランを立てました。チームメンバーは、東北から関東の様々な地域で様々な職業をされているため、全員が集まることは簡単ではありません。しかし、少人数でも集まれる人で集まり、おいしいランチを食べながら交流を深め、活動内容について話し合いをされたそうです。

少人数でランチを食べるだけでも、同じ目的をもって集まることに意味があります。この全国大会までで4回のミーティングを行い、少しずつでも前に進まれています。

現在は、川口市の医療センターに申し入れし、川口市在住の子どもたちを対象にするのであれば可能という返事をもらい、開催実現の一歩手前まできているそうです。今後は、低出生体重児の親を対象としたベビーマッサージ講座の開催に向けて、情報収集やアンケート調査、分析、企画案の作成や、プレ講座の開催等を計画されています。

全国大会で生まれた「つながり」がさらに何を生むのか、今後の皆さんのご活躍が、楽しみで仕方ありません。

振り返りワーク

毎年恒例のグループワーク「未来へ向けて地域で取り組むグループワーク」を行いました。地域ごとのグループで、全国大会で得た新たな学びを踏まえて来年に向けてできることを考え、発表し合いました。 10分間という短い時間の中で今年のグループワークでも、被災地である東北でベビーマッサージ教室をしたいグループ、海外でアタッチメントを広める活動をしたいグループ等、完成度の高いプロジェクトが生まれました。また来年、実際に活動されたうれしいご報告が聞けることを楽しみにしております。

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