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育児セラピスト 前期課程
(2級講座)
現代は、「子育てが困難な時代」であると言わざるを得ません。それを最も実感しているのは、子育てを第三者の立場からみている保育士、看護師、助産師、あるいは子育て支援関係者の方々です。そうした現場の方は、心配になってしまうような育て方や環境で子育てが行われているケースが、いかに多いかを実感しています。
実際、近年増加の傾向をたどっている思春期のうつ病やボーダーなどの心の病、引きこもり、不登校、ニートの問題などを見ると、「子どもがちゃんと育っていない」ということを実感せざるを得ません。そして、これらの問題の多くは、乳幼児期や児童期の親子関係にその原因があります。このことは、精神医学の分野においても、心理臨床の分野においても、もはや常識とされていることです。
しかし、親は、子どもの幸せを願って、一生懸命に子育てをしていることに変わりはありません。なのに、なぜ「子どもがちゃんと育たない」ケースは増える一方なのでしょうか。最大の要因は、ホワイト博士が指摘してきた通り「育児知識の不足」です。かつては、おばあちゃんや近所のおばちゃんといった子育ての先輩は、子育ての知恵を授けてくれ、お母さんの相談にも乗ってくれました。だから、母親は、子育てに迷うことなく、また煮詰まることもなく、平和に子育てをすることができました。そうした子育ての知恵の伝承が途絶えたことです。子育てを手伝ってくれる人もなく、そして子育ての知恵を授かる機会もなく、相談する相手もなく、親は自分だけを頼りに子育てしているのです。さらに、インターネットの普及による子育て情報の氾濫は、親たちを惑わせ、何が正しくて何がそうでないのか、子育てをどうすればいいのかをわからなくさせています。
こうした状況に対して、保育士、看護師、助産師、子育て支援関係者といった子育ての現場の人たちが、その必要性を痛感しているのが「親が子育てを学ぶ機会」つまり「親教育」です。そして、それに呼応するように、子育てを真剣に考える親たちの中にも「子育てをきちんと学びたい」という明確なニーズが、芽生えてきました。
そうした思いや不安に対する答えを探しているのだとも言えます。これは、「子育て」を「保育」や「子育て支援」という言葉に置き換えると、保育士や看護師、助産師、子育て支援関係者にも、そのままあてはまります。親を支援する立場の方たちでさえ、「育児知識の不足」の問題を自らの課題として抱えているのです。
「知識で子育ては出来ない」のは確かなことです。子育ては、愛情や環境があって、はじめて成立するものです。しかし、「知識がなければ、子育ては出来ない」のも事実なのです。知識がなければ、愛情のかけ方、環境の作り方を誤ってしまうのが、現代の子育てです。親も子育て支援者も、そのことを感じ取っていながら、答えを見つけられずにいたのだと思います。こうした方たちの思いに対する答えとして、「育児セラピスト講座」は生まれました。
育児セラピスト前期課程 認定講座について
発達心理学における「アタッチメント」とは何か? 子育てをするうえでの、アタッチメント形成の必要性とその形成方法を学び、赤ちゃんと通じ合うことと、その大切さを学びます。
育児セラピスト 前期課程カリキュラム
種別 | 履修項目 |
---|---|
レクチャー | アタッチメント理論・基礎 |
発達心理学・基礎 | |
ワーク | 自己対象体験 |
自己心理学 コフートワーク | |
質疑応答 |
年会費や資格の維持に、費用は一切かかりません
当協会では、資格の公益性を維持するためと、資格取得者の方が永続的に活動していただけるために、年会費や資格の維持に対する費用は、一切いただいておりません。また、受講後のフォローアップサービスに対しても、費用は頂戴しておりません。
また、資格を取得後、活動を休止していたり、受講から年数が経ってからでも、再度活動を始めていただけるように、一度取得された資格の講座については、再受講制度を設けており、知識のアップデートや復習をしていただくことができます。
(再受講費用:税別15,000円(1日間講座))
育児セラピストの広がり
『育児セラピスト前期課程』をご取得されると、『育児セラピスト後期課程』をご受講いただけます。
育児セラピスト後期課程修了後には、さらに学びを深め、子どもから大人までの一生の発達を学び、その知識をもとに大人を導くためのスキルを学ぶ『シニアマスター養成講座』や、全課程修了までに学んだ知識を「人に伝える」ための知識やスキルを学ぶ『トレーナー講座』をご受講いただけます。
実際に受講された方々のお声
実際にこの講座を受けられた方の生のお声を紹介させていただきます。さまざまな職業や立場、男性や女性が、それぞれの目的をもって受講され、講座を理解し活用し、展望を描いていらっしゃいます。
保育士
30代女性
保護者に対しての声掛けの仕方を教えて頂くことができ、とても勉強になりました。
今回の講座に参加させて頂くまではすごく緊張していましたが実際に参加させて頂いて緊張もすぐになくなり、あっという間の時間でした。子育て経験がない為、保護者からの質問に対してどのように声をかけていけば良いのか迷うこともあったのですが「こういう時にはこういうふうに声をかけたらいいんだ」という声かけの仕方を教えて頂くことができ、とても勉強になりました。今回、学んだことを実際の現場でも生かしていきたいと思います。ありがとうございました。
理学療法士
30代女性
ここで学んだものを、すべてのママが知っていれば、みんな楽しく育児ができると思いました。
発達心理について詳しく知ることができました。今日の内容はとても興味深く、ずっと集中して聞いていました。こんなに真剣に研修を受けたのは初めてかもしれません。次の1級もぜひ受講したいと思います。ここで学んだものを、ママ全てが知っていれば、みんな楽しく育児できるのにと思いました。育児セラピストとしてママたちに発信できるように頑張りたいと思います。
保育士
20代女性
子育ての基本的なことや発達心理学について学び、保育者としての位置関係を改めて見直すことができました。
午前中はアタッチメントやボンディングの意味、基本的な大切なことを学ぶことができ、日頃の子どもたちの関わりをふり返ったり、改めて大切にしていくポイントを考えることが出来てとてもいい時間になった。午後の発達心理学は子どもの育ちの中で大切な発達の段階や、その中のあそびの意味、保育者の位置関係を改めて学び、土台となる知識に触れることが出来て今後、大切にしていきたいと思った。また、更に深めて勉強して”子育て”について知り、役立てていきたい。また、ワークシートでも相手のことを知る、自分のことを話すことで相手を知ったり、逆に自分を知ってもらい距離が近くなり、悩み相談も出来て気持ちが明るくなった。この講座を土台にして更に分野を深め、広げていきたい。
主婦
30代女性
知らなかったことを学ぶことができ、異職種の方に意見を聞けたことが自信にもなり、たくさんの気づきを得ることができる講座でした。
今までの育児に関すること、今まで知らなかったことがたくさんあり、とても良い勉強となりました。異職種の方々に意見をきけたことも少し自信にもなり、多くの方に話しをしてあげたいという気持ちになりました。今までの子育てで、失敗してしまった部分を修正しつつ、これからの子供たちの育っていく過程を見守りながら、自分自身も勉強していきたいと思います。たくさんの気づきがあり、良い勉強となりました。ありがとうございました。
受講費用
費用内訳 | 価格 |
---|---|
育児セラピスト前期課程(6時間)受講料 | 70,000円 |
受講費用 小計 | 70,000円 |
消費税 (10%) | 7,000円 |
総受講料 | 77,000円 |
※ 講座受講料には、テキスト代が含まれています。
お申込みはこちら
育児セラピスト 2級講座
(前期課程)
コース | 平日昼間コース:全2回 |
曜日・時間 | 毎週水曜日9:00-12:30 ※ 休憩・質疑応答含む |
日程 | 2025年 1月8日/15日 |
※ この講座はオンラインのみのご受講となります。
- ・どうしても出席できない回は、次の回までにオンデマンドで受講いただくことができます。
- ・ただし、出席できない旨の証明書等の提出が必要となります。
- ・すべての回をオンデマンド受講はできません。詳しくは事務局へお問合せください。
- ・各コースの最終回は、認定試験がありますので、オンデマンド受講はできません。(日曜コースの場合、2コマ目となります)ただし、出産のご予定やお仕事などで、出席できない状況の方はご相談ください。
Basic course
基礎講座
Skill up course
主婦
20代女性
これからの社会を担っていく子どもたちのために、どんなアプローチが大切なのかを考えるきっかけになりました。
受講されているのが、保育士さん、看護師さん、整体院で働かれている方などの仕事でのアプローチがある方もいれば、私のような主婦、子育て中の方もみえたので安心しました。「アタッチメント」や「発達心理学」の基礎を学べたことで、愛着障害についてや、子どものための大切な接し方(アイコンタクト、対話、肌のふれあい…etc)の必要性も知ることができて、勉強になりました。今後の育児や家族とのふれあいの中で少しでも活かしたいです。隣の席の方とペアになってのワークや自己紹介で、向上心のある人々と話せたり、育児の悩みなどについて共感できた今回の経験は、一人の親としてもどんな気持ちでいたら良いのか?社会の一員としても「これからの社会を担っていく子どもたち」のために、乳幼児期からどんなふれあい方が大事なのか?を考える大きなきっかけとなりそうです。今後も、赤ちゃんや子どものためにどんなアプローチが大切なのかを見つめて活動していきたいと思います。そして、これからの仕事にも何かしら活かせると感じています。 ありがとうございました。