オンライン座談会 第二部:「メンズ育児セラピスト」のパパたちと語る、子育てぶっちゃけトーク
やっぱり生まれてから1~2か月が、いちばん大変だった
4歳と5歳のお子さんのパパである竹安さんは、「子どもが3歳になったら、この状況は落ち着くのかなあ」と思っていたそうです。でも、子どもが3歳を超えたいまも、やっぱり大変。いつも「いま」が一番大変だと感じながら、ここまで来た。いつも更新されてきた。そうした大変さを、奥さんと二人で乗り越えてきたという実感を持っているそうです。
1歳5か月の双子のパパの櫻田さんは、なんといっても生まれて1か月のころが大変だったと振り返ります。双子のひとりを担当して、2時間おきにミルクをあげる、寝られない、どうしていいかわからない、といった産後のママが経験する大変さを、自らも経験した櫻田さんならではの実感かもしれません。
前田さんも、産後の1~2か月の大変さを振り返ります。その時の大変さを思うと、いまは楽になったことを実感します。当時は、なんで泣いてるのかもわからない上に、時間に関係なく、しょっちゅう泣かれて、寝られないし、イライラしてしまうし、仕事はあるし、という感じで切羽詰まっていたそうです。
お子さんが生まれて最初の1年は、仕事一辺倒で、育児も家事もまったくしていなかった佐伯さんは、ほかの方たちのような苦労は感じたことがなかったそうです。そんな佐伯さんが育児休暇を取ったのは、社会科の公民の授業で「平等」を扱ったことがきっかけでした。「先生のうちは、男女平等なの?」という生徒に対して、「そういえば、うちは平等じゃないな~。ごめん。」というやりとりがきっかけ。ちょうど奥さんからも「私も職場復帰したいから、あなたも育休とって」と頼まれていました。そんな経緯の佐伯さんは、ほかのパパたちが言う産後1~2か月の苦労を経験していないわけです。その代わり、いまは育児だけでなく、家事もふくめた主夫としての大変さを感じています。意外にも、公園デビューや、スイミングをとおして、ママコミュニティに溶け込んでいるそうです。
プレパパの藤岡さんは、こんな先輩パパたちの話を聞いて、子どもが生まれることに不安をもったかと思いきや、むしろ「早く子どもが欲しい」「みなさんのような苦労を早く味わいたい!」という気持ちが高まったそうです。苦労話を幸せそうに語るパパたちを見たら、そう思うのも自然なのかもしれません。